洋平は宇宙だが河田に勝るショックはない~後編~完
- 2008/09/16(Tue) 22:53 -
その夜、そういえばとゆりがデジカメ撮らないの?と言い出した。
今回の目玉企画が洋花ごっこであったのでハルカは一ヶ月前から前日までずーーっと「デジカメ持ってくね」と自ら言っていたにも関わらず、駅で再会したときの第一声が「ごめん晃、晃に謝らなきゃならないことが」だった。ので、「デジカメでも忘れたか」と言うと「そう!!」と言い切った。ありえん。むしろどうやったら忘れるのかを聞きたい。しかも家からは持って出たが会社に忘れてきたというのは、一体、どうすれば。
なのですぐにゆりに電話して、デジカメ持ってきてくれとハルカはお願いしていたのだった。

「あーそうだね撮るか。また洋花ごっこする?」と、とりあえず私とゆりが学ラン装着。した瞬間、学ランを着た自分を見てゆりがびっくりした顔をしながら、「ゆりカマ系じゃね…?」と、お世辞にもそんなことないよー!とは言えない事実を自分で言った。爆笑。フォローが出来ない。しかも自分で言った。
だめこれゆりもう脱ぐ!と速攻学ランを放り投げるゆり。真顔でまずいまずいと言い続けるゆり。大丈夫だよ。カマっぽいけどなんか大丈夫だよ。なんとなく。
そしてとりあえずハルカが装着。ゆりカメコやる!と意気揚々。じゃーまず適当に、と、ハルカの隣に座ったが、ハルカはまたしても目を合わせてくれなくなった。え?また?またDOKIDOKIですか?さっきまできめえきめえと罵り合ってた人物と同一人物なんですが?
とにもかくにも接触をしたがらないので隣に座るのが精一杯。どんなポーズにするかと相談してもゆりの方ばっかり見てこちらに振り向かない。しかしあまりにも赤面しているのであんまりちょっかい出したら可哀相かなと思ってまぁいいかと思っていた。だけどゆりの指示で、私が水戸オンリで出した本の再現をすることに。
表紙の花道を再現するハルカ。が、あまりにもキョトン顔しすぎて笑いしか呼び起こさない残念な結果に。ジャイアーン!と教室に入ってくる花道を再現するハルカ。が、あまりにも全開の笑みすぎて笑いしか呼び起こさない残念な結果に。一人で致す花道を再現するハルカ。が、ゆりのカメラがいい具合にピンボケ&ブレて、いかにも切羽詰ってますという場面を見事に再現する逆に神がかり的な結果に。
そのあと屋上で花道が洋平さんにのしかかって俺以外に好きなひとがいるってこと、と胸ぐらを掴むシーンを再現することになったのだが、ハルカの全体が引きすぎてて何度もゆりから「もっと近寄れ!」と指示を受ける。完全に赤面するハルカがなにか小さい声で「むり」とか「だめ」とか「げんかい」とか呟いている。間近で赤面しながら目を泳がすハルカがちょっと可哀相になりました。
じゃー逆に押し倒したところ、と指示を受けた瞬間、ハルカが自ら転がった。まだ押し倒してない。ころんと布団に転がった。ダンゴ虫が仰向けになったような格好で。
ゆり「ちょ」
晃「ちょ、生まれた!またなんか生まれたて!」
ゆり「プルプルしてる!」
晃「生まれたての羊じゃ!」
自ら転がったくせに恥じらいを示すかのような丸まった足。すかさず撮りました。ずっとハルカのターン。もう何度ハルカってきもいよねと言ったのかわからない。生まれたての羊はナイ。
ゆり「でも洋平さんって広いよね」
晃「どんな花道でも受け入れるよ」
ハルカ「花道じゃなくても受け入れるよね」
ゆり「広いんだよ」
晃「そう。広いの。洋平さんは際限ないから」
ハルカ「つーかさ、洋平×宇宙だよね」

洋平×宇宙・・・?

晃「かける…?」
ゆり「かけちゃだめだろ、かけらんねーよ!」
晃「とうとう受けが生物じゃなくなったぞ!」
ハルカ「ま、間違った!間違ったの!洋平さんは宇宙って言いたかったの!」
晃「おまえの脳内が宇宙だ」

きっとSD界をくまなく探しても洋平×宇宙というカップリングは存在しない。

それから肩組んで撮ろうぜとなったのだが、私の腕がハルカの肩に回った瞬間ハルカが逃げる。
晃「なんなんだよ、こっち来いって」
ハルカ「ちょ、だめ、ほんと、晃がかっこよすぎて」
晃「落ち着け、これは洋平さんじゃねーから」
ハルカ「も、むり、もうむり、ドキドキしすぎてしぬ」
それでもゆりの「ほっぺにチュー」という指示を受けてなんとか頑張ろうとするハルカ。別にほんとにしたわけじゃない。ほっぺにチューしそう、というところで撮ったのだが、撮った瞬間カメラを持っていたゆりが崩れ落ちた。
ハルカ「え?え?なに?どした?」
ゆり「だめだこれ」
晃「ブレた?」
ゆり「違う、ハルカが完全に女になってる

どうしようもねー!!

撮った写真を見て全員で「こりゃだめだ」と爆笑。完全に我を忘れてますハの付くあのひと。だからもう無理なんだってとむしろ涙目になるハルカ。なんだこの花道。じゃない、ハルカ。おまえはリアルに花道か。あまりにも照れすぎているハルカがもうだんだん花道にみえてきた。伊織に「花道にセクハラする洋平さんっていうので撮ってきて。これ課題ね」と言われていたが、そんなことをした日には生まれたての羊はほんとに死んでしまう。そう思った。

最後の方ではムービーを撮りながらまたハルカがほんとにキモくみえてきたとゆりに罵られ、ひとしきり遊んだので終了。撮った画像をゆりの携帯で音楽と一緒にランダムに流せる機能があって、それを見ていたらサビや最後の盛り上がる音楽と一緒にキョトンハルカ。或いはピンボケハルカ。もしくはジャイアンハルカ。それとか生まれたての羊。なんというハルカのターン。ハルカが強烈すぎて三人ともそれしか頭に残らないほど。

ようやく就寝したのはたぶん五時辺り。オタクの熱意って怖い。
次の日はファミレスでご飯食べながら、ゆりの握力が35というのは異常だと盛り上がり、腕相撲したら誰にも負けないと言い張るので、私だってハルカには絶対負けないと思った。
だって負けないでしょ。小鹿で羊だよ。負けてらんねーよ。じゃあやろうぜということになって、ハルカが私でもテニス部だったと言う。それがどうした。
ハルカ「晃何部?」
晃「新聞部」
ハルカ「ブフォッ!」
笑いすぎです。新聞部ナメんな。一度も活動したことないけどナメんな。
が、負けた。
すごい悔しかった。けど瞬時にどうでもいいと思った。そしてゆりにはハルカが両手で挑んでも勝てなかった。河田やべーし握力。
そして新幹線の時間で駅に向かう三人は、「洋平は確かに宇宙だけど河田にまさるショックはねーよ」と笑い転げて解散しました。


オワリ。
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