洋平は宇宙だが河田に勝るショックはない~中編~
- 2008/09/16(Tue) 22:51 -
その日の夜、ゆりは今コードギアスに夢中でしかしハルカはギアスの話は(ゆりから聞いて)知っていたけど見ていなくて、私はもともとアニメ興味ないので完全に眼中にないので見るはずもなく、話が通じねえとなってとりあえず弟を部屋に呼んだ。ゆりと弟初対面。
最初は気を使いながら話を進める四人。でも弟が(得意の)ギアスのポーズで死ね!と言ったことでゆりがテンション上がり、なにやら異様な大盛り上がりに。ガンダムの話題になったときにクワトロ大佐はかっこいいと言う弟の発言にハルカがカッコイイ!!と賛同し、カミーユは最後アハハ星がキレイとバグったのに劇場版ではバグらなかったとの話になり、じゃあハルカさんガンダムも好きなんですかと聞かれてハルカが「話は知ってる」とのたまったことでみんな何かがはじけた。
弟「ちょ、大佐にあれだけ賛同しておいて」
ハルカ「いや見たいんだけど見たら確実にはまるしはまったらガンダムは破産するから」
弟「もー言っていいですか?正直に言っていいですか?ハルカさん、知ったかじゃないですか」
ゆり「あはははは!!」
晃「仕方ないハルカの場合これが若さだから」
弟「若さね、これが若さね、カミーユも涙ピシャッなのはこれでね」
晃「星がー星がキレイー」
弟「カミーユラスタピ~ヤ」
ゆり&ハルカ「ラスタピーヤ!!」
晃「ピ~ヤカミーユピ~ヤ、っていうの?」
弟「こうだよこう、カミーユピ~ヤ~~」
ゆり「なに、なに言ってんの、やべーわけわからないところがほんと兄弟」
ハルカ「なんでラスタピ~ヤなのそこで」
晃「あはは知んねえよ私だって」
弟「だからこれが若さなんですよ」
ハルカ「もうさーほんと晃兄弟はお母さんに対するツッコミが鋭すぎてむしろ息合いすぎなんだよ」
晃「いやいやいや!だってあれはひどかったでしょ?なんでバサラとジョジョがかぶるの?」
弟「本気にしちゃだめなんだってあの人のは。ほんとハルカさんと同じで知ったかだから」
ハルカ「ちょ、おま」
弟「ボラボラでアリーデヴェルチなんですよほんと」
晃「五部ばっかだけどな」
弟「そう。空気だから。ジョルノばりに最終的に空気扱いだから。ブチャにとられたから」
ハルカ「・・・は?」
晃「あはははまずいよハルカはジョルノ大好きなんだけど」
弟「ハッ!?」
ゆり「ジョルノ空気!」

カッチーンとなったハルカが顔を洗いに行くとなったのでとりあえず布団をひくことに。テーブルをよけているときにプリクラがあったのでそういえばとさっき撮ったプリクラを弟に見せた。
晃「ほら、今日洋花ごっこしてプリクラ撮ってきたの」
弟「完全に洋花じゃん」(完全にお世辞)
晃「だろ。今日のために学ラン借りたんだよ」
弟「この髪すげーじゃん。どうやって描いたの?」
晃「え、フツーにらくがきのペンで描いたんだよ。でもそれ最初だけであとかららくがきいらなくなってなんもしなかったけどね」
弟「これはすげえ。このツヤツヤ感がすげえ」
ゆり「ハルカに全部もらったよ。晃に惚れたっつってた」
晃「すげー照れてんだもんあいつ」
ゆり「ずっとイケメンっつってた」
晃「こっちはこの前の水戸オンリで四人で撮った桜木軍団プリクラ」
弟「この髪黄色いの大楠?これ完璧失敗してるよね」
晃「それハルカだよ」
弟「やべ」
晃「ちなみにそれのらくがきしたのもハルカだよ」
弟「やっべ逃げよう。ペルソナするわ」
ゆり「ペルソナもやってるんですか」
晃「ペルソナってなに?」
弟「なんかスタンド出てくるゲーム」
晃「ふーん」
ゆり「ふーんとか言ってるし!ちげーよ!」
弟「ペルソナ知ってるの?」
ゆり「あ、動画で見ました」
弟「浅い。浅いな」
それを捨て台詞で弟は自分の部屋に帰ってゆき、私はゆりとハルカが会話しているのを寝てくれと遮って自分勝手に寝ました。二日目就寝。


三日目。
起きたのが12時とかで、今日なにする?となり、ゆりは宮城を観光したことないと言い出すのでじゃあ近場の松島行くかとなりました。松島着いて笹かま食おうぜ!せんべえ食おうぜ!!と散々飲み食いしてあっさり観光オワリ。その松島は母も一緒に行ったんだが、私は帰りの車の中で速攻爆睡。お腹イッパイになると眠たくなる。そんな晃歩美15歳。盗んだバイクで走り出す。
夕飯が八時だと言うのでじゃー公園で遊ぶ?と誘ってバスケをすることに。バスケットボールがないのでとりあえずホームセンターに行く。
すぐにボールを見つけて私が弾むかどうかを一度確かめると、ハルカが貸して貸して!とボールを持っていきなり生まれたての小鹿になった。
プルプルしてんだ。足も腕も腰も。三回ボールをついていたがずっと小鹿。やべえ。ふざけるのやめて。ゆりと晃は腹を抱えて笑う。小鹿初めて見た。するとハルカが、

「私このレベルだよ」

・・・え?
小鹿が?
ふざけてるんじゃなくて?
わざとやってるのではなくて・・・?

ゆり「それは本気でやばいと思う」

ボールを持って三人で公園ではしゃぐ。ハルカのレベルが本当に冗談ではなく小鹿である事実に驚愕し、ハルカがボールをつくたびに小鹿になるので私とゆりは「キメエ!ほんとにキメエ!ハルカきめえ!!」と罵詈雑言。だってドリブルできないんだよ。小鹿のままだよ。その場から動けないの。そして最終的に自分の足にぶつけてボール飛ばしてた。
おまえ体育の授業とかどうしてたの?と言うと「私空気」と言い切った。さすが小鹿や。
ゆりは元々バスケ部だったらしいので、もう動きが違う。でも感覚は鈍っていた。でも顔を見ると確かにバスケやってそうな顔ではある。なので「顔だけ現役」と名づけて、ゆりがシュートを外すたびにさすが顔だけ!!とバカにする。みんな言いたい放題。
私?私は運動は別に何においても可もなく不可もなく、出来るわけじゃないけど出来ないわけでもない、そういうタイプの人間。ただ飲みこみ早いので、少し真面目にやればある程度まではイケる。ただそこまで。すごーく上達したりとかは何においてもない。だがしかし、晃には致命的な弱点があるのだ。


決定的な体力不足。


開始30分。別に試合していたわけでも走り回ったわけでもないのに、ボールを取りに行くだけでゼェゼェ言い始める晃。誰よりも動いていないのに、誰よりも走ったかのよう。完全に疲れている。
「あそこに14番がいるぞ!!」と指を指されて笑われ、「俺は誰だ・・・」と言いながらもうくたくたな晃。もうやめてください。シュートを外すのはもうやめて。取りに行きたくないの。
ハルカがドリブルをしていたとき、なぜか「あ、上達したんじゃね?」と言い出すし、未だ小鹿完全体であるくせにその自信はどこから来るんだとぐうの音も出ないほどゆりと責め倒し、それでも根拠のない自信で「いや確実に上達したから!」と言い張るのでゆりがボールを取りに行った。
あっさり取られるハルカ。
そして「取れるもんなら取ってみな」と、顔だけ現役であるゆりの挑発に乗って「取ってやる!!」と走りこむハルカ。少し離れたところで一人ゼェゼェしていた晃。
そのとき歴史は動いた。


いきなり蹲るハルカ。直立不動のゆり。キョトンとそれを眺める晃。
なにが起こったのだ?
近寄るとハルカが目元を押さえながら「いてぇ~!」とムスカになっている。目がアアア目がァァァ!のムスカである。
なにしたの?と聞くと、ゆりがハルカを抜こうと振り向いたのと、ハルカがボールを取ろうと突っ込んだのが同じタイミングであったために、ゆりの後頭部とハルカの眉上の骨が思いっきり衝突したらしいのだ。
ハルカ「星が、星が飛んだ、ほんとに星が」
カミーユか。
ハルカはぶつけた箇所が箇所だったので号泣。やおいでよく聞く生理的な涙というものをだらだら流しながら、少し落ち着いてきたらしくゆりのことも大丈夫?と心配になったらしい。が、ゆり全くの平然。
ゆり「ごめん、いつもそうなんだ。ファールしに来た人が勝手にぶつかってきて勝手に倒れてるの。私いっつもそう。ぶつかられても痛いと思ったことないの。今も痛くない」
笑わすな。
とりあえずうち戻って冷やすべ、と、帰宅。アイスノンを渡して部屋に戻る。


夕飯の時間。その頃になるとハルカも大分平気になってきてて、これは早めに治るんじゃない?という感じに。夕飯は茶の間だったのだが、弟の隣にゆりが座り、その対面に晃が座り、ゆりと私の間にハルカが座った。もはやビールを飲んでいた弟。
バスケでみんなの身体能力がわかり、ハルカの小鹿さは異常という話になった。だけど走るのは50メートル7秒とかなんだよ!と威張るハルカに弟が「身体能力は高いんすよ。センスがねーだけで」と言われて怒っていた。
ハルカ「でもゆりぶつかったとこ大丈夫?」
ゆり「いやゆりはなんともない。でもハルカ赤く腫れちゃったしごめんね」
弟「えっ?ぶつかったんですか?」
ハルカ「そう」
弟「あははその赤くなってるとこ?」
晃「なに笑ってんの。そうだよ」
弟「蚊に刺されたのかと思ってたあはははやべえまじナイ」
ゆり「ナイってなにが」
弟「やべーっすよ、その赤さ引くレベルっすよ」
ハルカ「引くって!!」
弟「誰とぶつかったんですか」
晃「ゆりとだよ。ゆりの頭と。でもなんともないけどねゆり」



弟「河田じゃないですか!!」




河田!!河田言われたコレ!
河田じゃねーし!と必死に抵抗するゆり。「河田もしくはひろしですよ」とさらに言われるゆり。
その赤さハンパじゃねえ衝撃でかすぎだからもうそれ河田ショックだから!とゲラゲラ笑う弟。わが弟ながら失礼すぎる。失礼すぎてゆりも必死に抵抗。抵抗しているがしかし笑いの方が大きくてまともに抵抗出来ていない。すべてはハルカのデコの赤さが物語っている。河田ショックはさすがの小鹿も太刀打ちできない。
しばし落ち着いたあとに、スポーツテストがどうのという話になった。
私はほとんどいい方の点数なんだけど、とりあえず持久走で思いっきり下がる。とにもかくにも持久走でだめな結果になる。ハルカは逆にそういうところで点数を上げる。そんな話をしているときだった。

ハルカ「でもゆりは遠投すごそう」
晃「遠投?」
ハルカ「肩強そう」
ゆり「・・・・・・?」
晃「・・・・・・?」
弟「・・・・・・ブフォッ!


ビール盛大に吹きやがった!!


笑いが一気に込み上げてきすぎて声にも出せずに崩れ落ちる晃ハルカゆり。ご飯食ってる最中だったにも関わらず全員その場に蹲る。
タイミングと吹き方がほんとにマンガのよう。
ハルカが何を言っているのか意味がわからない、と、ゆりと目を合わせた瞬間。三秒ほどシンとなった瞬間、視界の端で弟がまるでテレビのようにきれいにビールを吹いた。

弟「我慢してたんですけど、我慢しきれなかった、だって肩強いとかおかしいでしょ、河田だって散々言ってるのに、肩強いとか、河田のオーバースローで俺思いっきり想像してしまった」

ゆりが河田になって遠投強いつったらそりゃ吐きますよ。もうしばらく起き上がれないほど蹲って三人で笑っていた。ちなみに弟の吐いたビールはゆりの足にかかっていました。


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